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弁護士への相談事例集

他人から借りている車で事故を起こした加害者の相談

記事作成日:

当センターの面接相談で、修理工場から代車として借りていた車を運転中の交通事故について相談を受けました。

相談者は、自分の自動車を修理するために修理工場に入庫し、その代車として修理工場から借りていた自動車を運転中、信号待ちのために停止中の前の車に追突して前の車の運転者に怪我をさせてしまいました。相談者が修理工場に相談したところ、「代車の修理代は請求しないが、任意保険に入っていないので事故の相手への賠償は自分で行うように」と言われたとのことでした。そして、事故の相手から、相手自動車の修理代の外に、治療費、交通費、休業損害、傷害慰謝料の請求を受けており、どうやって対応すればよいかアドバイスを受けたいとのことでした。

まず、代車は、任意保険に加入してないとしても、強制保険である自賠責保険には加入しているのが通常です。自賠責保険の契約があれば、事故の相手の人身損害について120万円の範囲で支払いを受けることが可能です(物的損害は自賠責保険の支払いの対象外)。

また、任意保険には、他車運転危険担保特約が自動付帯されているのが通常です。他車運転危険担保特約は、一時的に使用中の他人の自動車を契約自動車とみなして、対物賠償責任保険金や対人賠償責任保険金等を支払う保険です。

したがって、修理工場に入庫した相談者が加入する任意保険に他車運転危険担保特約があれば、事故の相手の人身損害(治療費、交通費、休業損害、傷害慰謝料等)だけでなく、物的損害(相手自動車の修理費、代車料等)の支払いを受けることが可能です。

面接相談では、以上を説明したうえ、相談者の自動車に他車運転危険担保特約があるか確認したところ、任意保険に付帯されていることが判明したため、任意保険会社に連絡し、他車運転危険担保特約を利用して相手に賠償金を支払うよう助言しました。

日弁連交通事故相談センターに相談するメリット

ご相談いただくことで、交通事故の賠償問題について、経験豊富な「弁護士」から「事案に応じた適切なアドバイス」「無料」で受けられます。

一人で悩まないで、ささいなことでもご相談いただくことで、「解決への道筋」が見えてくるはずです。

交通事故にあってしまった時は
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・電話相談は10分程度でお願いしております。

・面接相談は30分×5回まで無料です。

当センターの法律相談でよく相談される事例を参考として紹介しています。掲載にあたっては、相談者の秘密に十分に配慮するとともに、わかりやすい内容とするために、事案を加工し、抽象化、一般化、匿名化しています。

また「弁護士の見解・回答」は、記事作成時の法令に基づきます。 その後に法令が改正されている場合がありますので、御留意ください。

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